慶應通信のすゝめ

慶應義塾大学 通信教育課程で学び卒業を目指します

『慶應通信のすゝめ』は、慶應義塾大学 通信教育課程(経済学部)の卒業を目指す社会人のブログです。自分自身の学習計画を整理するために立ち上げました。私と同じようなことでつまずく通信生も世の中にはきっといるはず。少しでもお役に立てればと思います。

タグ:学習法

  ふと思い出すのが、小・中学校の同級生だったK君(よく一緒に下校しました)。裕福な家庭ではなかったから塾には通わせてもらえず、教科書オンリーで勉強していました。参考書もいっさい買ってもらえなかったようです(一度も見たことがありません)。せまいアパート暮らしの彼には勉強部屋もありませんでした(子供時代にリビングで勉強していた東大生が多いという情報も、あながち間違いではないかもしれません。子供部屋なんか与えられた日には、嬉しさのあまり、こっそりサボっちゃいますもんね……母さん、ごめんなさい。。。)。
東京大学 赤門
 そんなK君の勉強方法は、学校の教科書だけで「①予習」→「②授業」→「③復習」→「④テスト前勉強」→「⑤テスト」→「⑥再復習」→「⑦総復習」するという、至ってありきたりな方法でした。それでも最終的には東大に合格し、今では某銀行の行員さんとして立派に働いています。

 ありきたりと言ったものの、考えてみれば、最低7回以上も繰り返し勉強しているわけですからね。まじめで素直な性格だった彼が、教科書やノートを何度も何度も繰り返し読み返していたのを思い出します。

 もちろんそれは、努力家K君だからこそ可能だったのかもしれません。一応、ほかの東大卒の友人たちにも聞いてみましたが、名のある進学校に通っていたようなやつばかりで、あまり参考になりませんでした。

 話はそれますが、K君とはクラブ活動も実は一緒。同じ野球部でした。たぶん私が記憶する限り、一度も部活動を休んだことがなかったと思います。みんなが嫌がるロードワークや坂道ダッシュ、ボール拾いやグラウンド整備ですら、手を抜くことなく真面目にこなしていました(ちなみに私はこっそり部活を抜け出し、自宅に帰って「水戸黄門」の再放送を観ていました……監督、ごめんなさい。。。)。

 誰よりも泥だらけになってがんばっていた彼でしたが、一度も試合に出させてもらえませんでした。公式戦だけでなく練習試合、チーム戦ですらも。決して上手ではなかったから、それはそれで仕方ないのかもしれないけど。でも時々、彼のがんばる姿を思い出すんですよねえ、今でも。


 もし、まかり間違って、ここにたどり着いてしまった受験生さんがいたら、あまり役に立たない内容でごめんなさい。ただの思い出話ですからね。そんな方は下記のリンクでもどうぞ。


【関連】
■NHK テストの花道

■現役東大生に教わる「勉強が得意になるコツ」 【リクナビ進学】

■東大生のおすすめ勉強法 | 受験対策 | 東大塾


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 今回は「効率的な学習法」について考えてみたいと思います。

超速「7回読み」勉強法』『超高速勉強法』……書籍やネット上には“超”が付く勉強法が沢山あふれています。その中でも私は、野口悠紀雄(著)の『「超」勉強法』を参考にしたいと思います(野口氏は“「超」シリーズ”で有名な経済学者です)。

 
「超」勉強法 (講談社文庫)

 ご興味のある方は、ぜひ『「超」勉強法』を読んでもらえればと思いますが、その「基本原則」は、①面白い(興味・関心がある)ことを勉強する。②最初に「全体」から理解する(「全体の把握」→「細部」)。③8割の原則(8割を理解したら先に進む)になります。それらを考慮して、どうやって勉強していくかを決めました(タイトルは似ているけど、時代に合わせて書き直した『実力大競争時代の「超」勉強法』もおすすめです。知識の詰め込みではなく、伝達力と問題の発見・解決力がこれからは重要になることを説いています)。


【勉強方法(2015年)】
  1. まずは「目次」を眺めて、テキスト全体を把握
  2. 続いて「前書き」「後書き」を読む(だいたいここに著者が言いたいことが書いてある)
  3. 「タイトル」や「見出し」、「図表」を中心に、どんなことが書いてあるのか、ペラペラめくって本文の「流し読み」
  4. ここでようやく「本文」の読み上げ開始!(一日の読む範囲を決めて、分からない箇所があっても止まらず一気に読む。スピード重視!)
  5. 読み終えたところは、できれば次の日までに「再読」して復習(重要箇所や不明点があるページのページ数をメモ)
  6. テキスト全体を読み終えたら「メモ」したページを中心に「再再読」
  7. テキストの「要約」をノート(Evernote)にまとめる(最終目標は「8割の理解」。後で調べられるように必ず該当するページ数を記載)

 1〜3は、勉強を始める前に「全体を理解」しておくためです。最初に全体を把握しておいた方が、後の読み取りがスムーズになると思います。

 4で「本文」の読み上げ開始! 最初の通読はエネルギーが必要な上、熟読してもすぐに内容を忘れてしまうため、ここで力んでも疲れるだけ。そんなわけで、この段階ではできるだけ負荷をかけずスピード重視で読む方が良いと判断しました。

 しっかり読み始めるのは5の「再読」からです(実質これが本番)。次に読み返す際の範囲をしぼるのため、重要箇所や不明点があるページのページ数を必ずメモします(書籍の空きスペースに書き込むか、メモした紙を本に挟むか、手帳にメモしておくか。私はEvernoteを使用します)。

 6は「再再読」「メモ」したページを中心に読むことにします(できればその前後も読んだ方が良いでしょうね)。

 7でようやく「要約」の作成。後あと復習する際も、素早く調べられるように、該当するページ数を必ず記載するのがポイント。ここでもワープロソフトか、もしくはEvernoteなどのクラウド・サービスを使用すれば、後で簡単に「検索」ができて更に便利でしょう。


忘れることを前提とした勉強

 じっくり勉強したとしても、時間の経過で忘れてしまうのが人間です。「覚えたことも、いつかは忘れる」という前提で勉強に取り組まないと駄目でしょう。さすがに7回も読むような勉強法は無理でも(もちろん効果はあると思うが)、ある程度、記憶に定着させるには、最低でも2〜3回は繰り返し読む必要があると思います。覚えたことを忘れない魔法の呪文は「忘れる暇をあたえない!(=ひたすら繰り返し反復)」です。

 もう一つ重要なのは、必要なときに必要な情報をいつでも引き出せるような工夫です。いくら習得したと思っても、いつかはその記憶も薄れるので、また調べ直す必要性が必ずでてきます。そこでまた「あれれ? どこに書いてあったっけ?」と再び調べるのに時間がかかってしまうようでは、エネルギーの無駄です。レポートを書く際に引用したり、他の科目の関連事項として調べることだってあるでしょう。卒論を書くときに改めて必要とする可能性もあります。そういった理由で、「再読」や「要約」の際は、該当するページ数の記載を必須と決めました。

 ちなみに今回の『「超」勉強法』と『実力大競争時代の「超」勉強法』を読む時から、新しい勉強法を実行してみました。なかなかよい感じだと思います。しばらくはこのやり方でがんばってみたいと思います。


【参考】
■勉強方法.com

■勉強法 - NAVER まとめ

■勉強の方法を見直して学習力をグングン伸ばす9つのポイント


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